『音色のお茶会』
「of all people」
奏でる音色も、音楽に対する考え方も、曲に対する解釈も、全く違う。育った環境も、置かれた立場も、目指す方向も、全く同じものがない。
自分とは本当に正反対だと思った。
故に反発し、故に惹かれる。
相容れないのだと歩み寄ることもせず、解り合うことなど出来ないと決め付ける。
離れるばかりの距離をもどかしく思い、素直になれない自分にためいきを落とす。
今まで誰にもこんな思いは感じたことがない。
更に反発し、更に惹かれる。
自分よりも、他のだれよりも、気になって、気に障って、想いは募るばかり。
認めたくて、でも認められなくて、悩んでも悩んでも、答えはたったひとつ。
他の誰かではなく、たった一人にだけ向ける想い。
だから、だれよりも反発し、だれよりも惹かれる。
2011.4
拍手第12段その1。
of all people(他のだれよりも)
毎度おなじみのポエム仕様。
そして内容も毎度おなじみでしたね…。
拍手第12段その1。
of all people(他のだれよりも)
毎度おなじみのポエム仕様。
そして内容も毎度おなじみでしたね…。