『世紀末のお茶会』
「朝~いつでも傍に感じていたいから~」1400Hit ブッチさまへ♪
苦しくて、苦しくて。前も、後ろも、何もかも分からなくて。
胸が、痛い。
すごく、痛い。
「…っ!」
勢い良く開いた目に飛び込んできたのは心配そうな耕作の顔。
「大丈夫ですか?洋一郎さん」
そして、心配そうな声。
状況が分からなくて、僕はしばらくその顔を見つめていた。
「何か、嫌な夢でも見てたんですか?すごくうなされてましたよ?」
夢を、見ていたのかもしれない。全く覚えていないけれど、なんだか胸がすごく重い。
「耕作…」
僕はその名を呼んで、そっと抱きしめた。
「洋一郎さん?」
突然の事に驚いたらしい耕作は身じろぎをしたけれど、僕の名を呼ぶ声はすごく優しかった。
「目が覚めた時、耕作が目の前に居て良かった」
心からそう思って、僕は口に出して言った。
「俺はどこにも行きませんよ。あなたの傍を、離れませんよ」
耕作の言葉とぬくもりが、僕をすごく安心させてくれる。
「ありがとう」
僕は想いを込めて、そっと口付けた。
朝~いつでも傍に感じていたいから~
2000.10.27
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