『音色のお茶会』 もしもシリーズ~蓮梁編~
彼らの場合~蓮の場合〔梁太郎と香穂子編〕
『明日の練習 15時30分から 第5練習室』「いつも思うんだけど、月森君のメールって必要最低限のことしか書かれてないよね」
「事務的って言うか、合理的って言うか…。まぁ、そこが蓮らしいんだけどな」
「まさかデートの待ち合わせの連絡とかもこんな感じってことはないよね?」
「・・・あー、大して変わらないんじゃないか」
「あ、曖昧に誤魔化した」
「誤魔化してなんかないって」
「ふ~ん、そうなんだ。いつもこんな感じなんだ。ふ~ん」
「っだよ、その疑いに満ちたまなざしはっ」
「え~、だって疑ってるもん。ハートとかいっぱい付いてたりしないの?」
「んなわけないだろ。そんな恥ずかしいメール…」
(あ、顔真っ赤…。もしかして図星?)
「なんだよ、そのニヤニヤした目は」
「なんでもないよ。気のせいだよ~」
いいこと知っちゃった~♪
2013-2014
梁太郎と香穂子の会話。
ハートがいっぱいというより、プラスで書かれている
セリフが恥ずかしいんだと思います。
メールに関する会話で微妙に繋がっていきます。
梁太郎と香穂子の会話。
ハートがいっぱいというより、プラスで書かれている
セリフが恥ずかしいんだと思います。
メールに関する会話で微妙に繋がっていきます。