TeaParty ~紅茶のお茶会~

『音色のお茶会』  もしもシリーズ~蓮梁編~

心を込めて

 誰かのために何かをしようなんて考えたことは今まであまりない。
 だから誰かから何かをして欲しいと思ったこともそんなになかったような気がする。

 誰かが喜んでくれることはとても嬉しいことだとは思う。
 けれど喜ばせたくて何かをしようと思ったことはたぶんなかったのではないだろうか。

 でも今は、自分に出来ることならばなんでもしたいと思う。
 笑って欲しい。笑顔を向けて欲しい。悲しんでいるならば、そっと抱き締めてあげたい。

 そう思わせてくれた恋人のために、心を込めて、この曲を届けたい。
 この気持ちが届いて、喜んでくれたら、俺は嬉しい。



どうか伝わりますように
2010.6.14
どちら目線でも。といいながら蓮目線かも。
蓮でも月森君でも、こんな感じじゃないかなぁって
気がするのですよね。