TeaParty ~紅茶のお茶会~

『音色のお茶会』  もしもシリーズ~蓮梁編~

もしも

 リリは月森君と土浦君が恋人同士だって気付いてなくて
 月森君に聞いてみたらしいけど答えてもらえなくて
 土浦君に聞いてみたくても話は出来なくて
 でももし、もしも土浦君とリリが話を出来たらどんな会話になるんだろう?

『土浦梁太郎。月森蓮が好きな相手の名前を教えて欲しいのだ』
「はぁ?」
『誰も教えてくれないのだ。いつも月森蓮の傍に居る土浦梁太郎なら知っているだろう』
「いや、それは…」
『誰なのだ、教えるのだ、今すぐなのだ~!』
「…。蓮に聞けばいいだろう」
『月森蓮も教えてくれないのだ。だから土浦梁太郎に聞いているのだ』
「蓮が言わないんなら、俺が言う義務はないな」
『どうして土浦梁太郎まで同じことを言うのだ。い、意地悪なのだ~!!』



まぁ、当然そうなるよね、きっと…
2010.6.15
香穂子が想像した梁太郎とリリの会話。
リリは梁太郎と話せないのか…って思ったら、逆にこんな話を思い付きました。
でも、もしもシリーズで更にもしもってどういうことなんだろう(苦笑)