『音色のお茶会』 もしもシリーズ~蓮梁編~
言うつもりはなかった言葉
普通科に通っているという俺と入れ替わってしまった先で出会った蓮は、どことなく人を寄せ付けないような態度で俺に接してきた。たぶん俺は、そんな蓮を知っている。
出会ったばかりの蓮は他人には興味がなさそうな雰囲気だったし、その言動は誰に対しても容赦なかった。
でも、今の蓮は違う。
違うのに、今でもあの頃から全く変わっていない癖があることに気付かされて俺は少しだけ悲しくなった。
蓮はいつだって、自己完結だ。
それを思わず口に出してしまったのは、目の前にいたその人が蓮でありながら蓮ではないと思ったからだろうか。
そういう俺も自己完結なのかもな
2009.6.30
梁太郎の一人称で。
せっかくなので梁太郎視点でも書いてみました。
でもこの性格設定、実は蓮梁編に限ったことではないのですよね…。
あれも両思い話だったなぁ…。←すでに書いているらしい。
梁太郎の一人称で。
せっかくなので梁太郎視点でも書いてみました。
でもこの性格設定、実は蓮梁編に限ったことではないのですよね…。
あれも両思い話だったなぁ…。←すでに書いているらしい。