TeaParty ~紅茶のお茶会~

『音色のお茶会』  もしもシリーズ~蓮梁編~

それは考えられない

「梁太郎は音楽を止めようと思ったことはあるのか」
「考えたことがないって言ったら、嘘になるな」
「例のコンクールか」
「わかってんなら聞くなよ…。蓮は、なさそうだよな」
「全くないわけではないが…」
「あるのか!?」
「だが、どう考えても音楽を止めた自分は考えられない」
「俺にも想像つかないな…」
「でも俺は、梁太郎が音楽を止めてしまうことも考えられないんだ」
「たぶん、どんな形でも完全に止めることは出来ないと思うぜ」



それはきっと、もう一人の俺も同じ
2009.6.22
会話のみで。
またまた月土編つながりのお話です。
例のコンクールがあっても音楽科に進んだ梁太郎なのですが…。
どういう心境だったんでしょうね?←考えていないらしい…。