TeaParty ～紅茶のお茶会～

『音色のお茶会』　　もしもシリーズ～蓮梁編～

選曲

「コンクールの伴奏、この曲でお願いできるだろうか」
「今回は選曲に時間が掛かったな」
「テーマが抽象的でなかなか決まらなかったんだ」
「確かに抽象的だよな。でも、蓮にしてはめずらしい選曲じゃないか」
「そうだろうか」
「いや、まさか蓮がこの曲を選ぶとは思わなかったからさ」
「梁太郎と一緒に弾くなら何がいいかと考えたら、この曲が浮かんできた」
「テーマじゃなくてそんな理由で選んだのか」
「このテーマだからこそ、梁太郎と共に奏でたい曲を選んだんだ」
「…そう言われると、ちょっと照れくさいな」
「俺と一緒に弾いてくれるだろうか、愛のあいさつを…」



君は俺にとって、かけがえのない人だから
2009.6.10
会話のみで。
テーマは「かけがえのないもの」できっと最終セレクション。
曲名は出さずに書く予定でしたが、やっぱりこの曲かな、と。
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