TeaParty ~紅茶のお茶会~

『音色のお茶会』  もしもシリーズ~蓮梁編~

ふたつの音

 同じ曲を弾いていても、俺たちの奏でる音色は違う。

 同じ音を出していても、まるで違う音のように響く。

 それは楽器が違うのだから当たり前のこと。

 そして性格も好みも違うのだから仕方ない。

 けれど同じ曲を一緒に弾くと、それは綺麗なひとつの音色になる。

 ふたつの音が重なってひとつの音色が生まれ、俺の心に響き渡る。



それは二人で作り出す、最高の調べ
2009.6.10
どちら目線でも。
「好きな曲」から続けて書いたので曲繋がりな感じ。
そして似たようなものをすでに書いているような気も…。