『音色のお茶会』 もしもシリーズ~蓮梁編~
初めての気持ち
初めて目が合った瞬間、この出会いは最悪だと思った。けれど知れば知るほど違う感情が芽生え、その気持ちを抑えれば抑えるほど膨れ上がる。
そうやって徐々にお互いを理解していく過程が、自分では理解できずに足掻きもがいた。
まるで今まで自分に足りなかったものが補われていくように思え、それが悔しくて仕方なかった。
その存在なしでは自分が完成しないようで、とても怖かった。
けれど俺にとって何よりも必要で、大切なものなのだと心の奥では気付いていたのかもしれない。
だから素直な気持ちで受け入れれば、好きだという温かい気持ちだけが残った。
もしも出会わなければ、こんな気持ちを知ることはなかったと思う。
初めて知ったこの想いを、これからもずっと感じていかれたらいいと思う。
あの最悪な出会いに感謝を
2008.12.10
どちら目線でも。
「素直な気持ち」に繋がる感じでしょうか。
順番がバラバラですみません…。
どちら目線でも。
「素直な気持ち」に繋がる感じでしょうか。
順番がバラバラですみません…。